凛の由来

Lin-Design誕生秘話

exhibition_20150724これは平成27年7月まで話が遡るのですが、たまたま銀行主催の大きな展示会があり株式会社札幌立体データサービスとして出展を予定しておりました。そんな時に気がついたコト「目を惹くようなデザインチックな展示物がない」実は1年前にも同じ展示会に出展しており、その時は弊社の製品が全く目立つこと無く隣で共同出展していた会社のブースが大盛り上がりだったという悔しい経験がありました。今年こそは人々の目を惹くような作品を作り上げて弊社のブースに興味を持ってもらいたくさんの会社にパンフレットを配るのが目標!ということで展示会の2週間程前にデザイン活動に取りかかりました。様々な物をデザインして後、ふと思いついたのが一輪挿しです。構想10分デザイン設計10分合計20分でデータ上でのカタチは完成してしまいました(笑)こんなに適当なデザインで良いのかなって思いつつもとりあえず現物を製造してみると、それが妙に美しいのです。パソコン上で見るのとはまた違い、凛とした美しさを感じられるのです。それが現在の「SWEETPEA-036BK」なのですが実はたったの20分でデザインされたモデルだったのです。SWEETPEA-036BKを含む2デザインの一輪挿しを持ち込んで出展に挑んだところ、多くの女性からの共感を得ることができ、「こんなデザイン見たことがない」「ビジネスの話抜きにして私はコレが気になって見に来ました」「花屋さんの知り合いに紹介したい」等の嬉しいお言葉を頂きました。
弊社は元々「脱下請け」&「自社製品開発」を目論んでいた会社でしたので、自社で一貫した製品開発を行い企画デザインから発送まで全てをこなす自信はありました。まずはネット販売からスタートすべく自社ブランドを立ち上げる決意をしたわけです。

オリジナル商品開発は一筋縄では行かなかった

ssds_logoLin-Designを運営している株式会社札幌立体データサービスはお客様のアイデアを実際のカタチにする企業です。これまではお客様の製品開発をサポートしていたわけですが、今回は自社の製品開発をするわけです。しかし通常の業務もおかげさまで多く入っており、製品開発になかなか専念することができません。特に弊社のような小さな企業はリソースが限られております。少ないマンパワーで多くの仕事をこなすためにはレバレッジをかけて仕事をする事が重要になってきます。弊社の機械に自動的に働いてもらえるような案件がたまたま入っていたため、空き時間を使って製品開発を行うことができました。製品開発の大部分を占めるのが試作品の製造工程になります。製造は機械が勝手にやってくれるため製造中は通常業務に専念するスタイルで開発を進めることができたわけです。

機械の魔改造

展示会に出品した一輪挿しは全て成形が簡単な素材を使っての製作だったため、実際の製品には使えません。理由は耐熱温度が低すぎるためです。初期樹脂素材の耐熱温度はたったの50℃、これでは炎天下の車内に放置するだけで形状が変形してしまいます。こんな素材を使っていてはクレーム物間違いありませんので、耐熱性のある新たなる樹脂で成形する決意をしました。しかし簡単に耐熱性のある樹脂を成形できるわけではなく、様々な経験値ノウハウが必要になってきます。弊社が最初に取り掛かったのが機械の改造でした。メーカー品ですので改造なんて推奨されませんが、改造しないと耐熱性の樹脂は成形できないこと知っていたため自社で全て改造を施しました。その甲斐あって目的の耐熱樹脂を使っての成形に成功し、炎天下車内テストでも全く変形すること無く形状を維持することも確認できたため、いよいよ製品開発の本番に入ります。
当初は耐熱性樹脂を問題なく成形できる専用の機械を導入することも検討しましたが、まだ成功するか否かもわからない新規事業に投資する額としては多額と判断し、現存機械の改造に踏み切りました。

「凛」の由来

lin_kanji_logo_squareLin-Designの凛はデザイナーの夫婦が子供に付けたい名前ということで付けた名前です。一輪挿しの「輪」から来ていると思われがちなのですが実はそうではありません。デザイナー夫婦が子供を望んでいる時期とオリジナルブランド立ち上げの時期がちょうど重なったために付けた名前なのです。男の子だったら「凛太郎」女の子だったら「凛」、そんな夫婦の愛情が注ぎ込まれたネーミングから派生したブランド名でした。